純米酒を極める
長い間、純米吟醸酒は他の大多数の人がそうであろうごとく、季節に関わらず冷酒で飲んでましたが、
10年近く前に、この本を読んでからは燗でも飲むようになりました。
「純米酒を極める」上原浩著
酒造技術指導の第一人者で酒造界の生き字引的存在といわれた著者は本作の中で
「酒は純米、燗ならなお良し」、
さらに
「よい吟醸酒こそ燗にすべき、特に純米吟醸酒は燗にしてこそ本領を発揮する。」と言い切っています。
その主な理由として
・日本酒は温度によって味の感じ方が変わる。
・人間の舌は体温に近い温度のときに旨味や甘味を強く感じる。
・冷やすほど旨味や甘味は感じにくくなり、酸味・苦味・辛味が目立つ。
・強く冷やすと「冷たさ」の刺激が先に来て味が分かりにくくなる。
・そのため、味の粗さがある酒は冷やすと飲みやすくなる。
・一方で、純米酒や吟醸酒など旨味のある酒は、少し温めると味がよく分かる。
と述べています。
もちろん、美味しいかどうかは個人の嗜好によります。
個人的にはすべての吟醸酒が燗にしたら美味しくなるとまでは思いませんが吟醸酒を燗にして飲むようになってから日本酒の楽しみ方が広がったのは確かです。
皆さんも一度試してみてはいかがですか?
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